2012年9月3日月曜日

家出したイヌ

久しぶりに迷子犬発見。
1年に1回は出会います。(嬉しくないけど)
というか、今回は家出イヌかな?
知り合いのわんこで、電話番号も知っていたので大事にはなりませんでした。
と、思っていたら、翌日またその子が脱走してしまい、今度は保護しようとした人が咬まれてしまいました。
この子はとても臆病な子で、前日私が会った時も呼べば来て傍におすわりするのだけど、おやつをあげると食べてさっと逃げるの繰り返しでした。
なので、無理をすると危ないし、お互いに嫌な経験をしてしまうなと思ったので、飼い主さんが来るのを待つことにしたのです。
でも、翌日は外野も多かったそうで、早く捕まえたいけど飼い主さんが呼んでもさっと逃げて捕まえられず、何かあっては大変と思った一人が後ろから抱えようとして咬まれてしまったそうです。

ここで問題なのは、この子を飼い主さんでさえも捕まえられなかったことです。(脱走させてしまったのは勿論まずいですが)
この子は家族にとても愛されている子ですが、とにかくお父さん子なのです。
でも、今回はお父さんが長期不在で、その事でかなり不安定になっていたと推測されます。

では、どうすればよかったのか?
やはり、呼び戻しの練習はしっかりやっておくこと。
家族の誰が呼んでも戻って来れるようにしておくことが大事だと思います。

呼び戻しは、側に来てカラーをつかんで初めて出来たと言えます。
時々聞くのが、側まで来るけどさっと逃げてしまうというもの。
この行動を見ていると明らかに犬は楽しそうだし、ゲームになってるなと感じることあります。
なので、もしもこういう行動が多く見られようなら修正はしておいた方がいいですよね。
カラーを掴まれても、また自由になれるんだとわかればちゃんと来てくれるようになりますよ。

あーちの場合「おいで」のトレーニングはものすごく大変でした。
もともとカラーもリードもない生活をしていたので、拘束されていることが嫌だったのかもしれません。
おまけに飼い主は未熟だったしね(>_<)
でも、根気よく、トレーニングやりすぎないよう気を付けて、他のことで信頼関係作るよう努力していけば、きっと良い成果がでると思います。

今はまだ社会化期、という方は、特にトレーニングしなくても仔犬は呼べば来る習性があるので、来たら楽しい事があるという経験をたくさん積ませて強化しておくといいですね。
あーちもそうしてあげれたらよかったなと、ものすごく思います。

それと、今回、捕獲しようとして咬まれてしまいましたが、ここにも問題ありでした。
そもそも不安がっている子を無理に捕まえようとしては危険です。
しかも、後ろからお腹の部分に手をまわしてしまったとの事。
犬にとって不安材料がそろいすぎでしたね。
捕獲しようとしてくれた方、私もよく知っている散歩仲間なのですが、とっても犬好きでよい人です。
あーちも大好きな方です。
でも、ちょっとだけ、イヌの気持ちがわからなかったのだと思います。
人間とは全く違う生き物であるイヌと一緒に暮らすには、やはり 、ある程度イヌがどんな生き物なのか勉強し、人がイヌを理解してあげることが大事なのではないかと痛感したのが今回の出来事でした。

あーちもまだ8歳。
犬生あと半分はあると信じているので、私もまだまだ勉強しなくては(^_^)
今夏から始めたのんびり散歩。
この散歩していると、めったにブルブルすることがありません。
それだけリラックスしてくれてるって証拠ですよね^^
おまけに私も楽しい♪


カーミングシグナル「ブルブル」
嫌がっている事を表現。嫌だという気持ちを落ち着けようとして行う行動。無理に違う方向へ連れて行こうとした時などに見られる。


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